本メディアでは微細加⼯で試作品を作ってもらいたい企業のために、数ある微細加⼯対応会社の選び⽅を紹介するとともに、特におすすめの会社を紹介します。会社選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
微細加工とは、専用の工作機械や加工機・工具・測定器具などを用いて金属や樹脂などに微細な加工を施すことです。ここで言う「微細な」とは加工する企業によって、その定義は異なりますが、おおむねµm~nm単位のものを指し、nm単位のものは超微細加工と呼ばれることもあります。
対象物が肉眼で確認できるサイズのものでも、加工はµm~nmレベルで行われているものも存在します。例えば、基板などに数µmほどの穴を開ける加工や、ピッチ数十µm・深さ数µmの溝を彫る加工などです。
こうした微細加工を施すには専用の工作機械や加工機・工具・測定器具などが必要になるとともに、一定の温度で、かつ振動の影響を受けない環境も整えなければなりません。温度変化は対象物に微細なレベルで収縮や膨張をもたらすので、一定の温度環境で行う必要があるのです。また、振動は微細なものであっても精密な加工に影響してしまいます。
微細加工の方法・機器には「切削・研削」、穴あけや研削など複数の加工に対応できる「マシンニング」、材料に対してレーザー光で溶融や除去を行う「レーザー」、アーク放電によって生じる熱で加工物を溶かして成形する「放電加工」、溶けた樹脂を金型に注入した後、冷却・固化することで成形する「射出成形」などがあります。
それぞれ、加工方法に応じた機器が必要で、加工品が仕様を満たしているかの検査も必要です。検査工程では、加工品の仕様や性能を検査するさまざまな「検査測定器」が用いられています。
⼤前提
製品の精度は向上するものの、検査測定器による検査にはどうしても時間がかかってしまいます。
そのため、高精度を求められる案件は納期の短縮に対応できない場合もあるので、注意が必要です。
しかし、精度高い製品を最初から納入できるので、作り直しが少なくなり、結果として短納期にもつながります。
工数の多い案件は短納期に対応できない場合もあります。複雑な加工を要する形状の製品や特殊な形状の製品は短納期では難しい場合が多いので、注意が必要です。
微細加工会社選びの大前提であるISO9001認証、工作設備が充実している企業の中から、精度と納期それぞれでおすすめの企業を紹介します。また、まずは試作品1個から対応したいという声にこたえられるよう、1個から対応している企業をピックアップしました。
※選出基準:微細加工に対応している企業をランダムにピックアップ。その中でもISO9001認証を取得、工作設備が充実しており、試作品1個から対応していると記載のある企業を選出しました。(2022年1月調査時点)
株式会社ダイヤ精機製作所の注目すべき点は、なんといっても充実した工作設備。これにより何工程も必要な加工や複雑な形状の加工にも対応することができるのです。また加工品の精度を保証するため測定器による徹底した検査環境があるのも株式会社ダイヤ精機製作所の魅力です。
その高度な設備と高い技術は、加工や取り扱いが難しいとされている素材にも対応可能。
株式会社ダイヤ精機製作所では、耐熱性・高温強度が要求される材料であるSUH660の加工も得意としており、高圧バルブ部品やヒンジ スーパーインバーなどを生産しています。
株式会社ダイヤ精機製作所は、長野県にて高精度加工や難削材加工をメインに行なっている会社です。自社の方向性を、特殊な技術を要求される素材加工に特化して定め、量産ではなく多品種・少量生産の道を選びました。
取引先が自社では作れない部品の試作品を作り、量産化への筋道をつけることを目的としているのです。
所在地 | 長野県岡谷市長地片間町1-4-20 |
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会社URL | https://daiya.co.jp/ |
電話番号 | 0266-27-7733 |
ISO認証 | ISO9001認証取得(2000年11月)、ISO13485認証取得(2019年3月) |
株式会社青海製作所は、公式HP内でも「短納期」を打ち出しています(※)。これを実現させているのは、ハイエンド最新工作機械を積極的に導入していることと、その保有台数です。
また、ただ早く作ることができるだけではなく長年の業務の中で培われた超精密切削加工のノウハウに基づき、試作、単品、小ロットなどのオーダーに応じて、各種の精密部品を生産しています。
データドリブン志向のモノづくりシステムを構築し、ノウハウをデジタル化して蓄積しています。
これにより、日々アップデートされた情報を加工現場に反映・共有することができ、効率的な生産に役立っています。
株式会社青海製作所は、切削加工による超微細加工を得意としている会社です。髪の毛よりも細い最小ミーリングの最小軸径φ0.1などを得意としており、微細な部品、薄い部品、加工部品を生産しています。
所在地 | 新潟県新潟市南区下曲通字中江下787番地 |
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URL | https://www.aomi-ss.jp/ |
電話番号 | 025-371-1510 |
ISO認証 | ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)認証取得 |
微細加工における切削加工は、一般的な加工とやること自体は変わらず「素材を切ったり削ったりして行う加工」となります。
しかし、微細加工の場合は非常に細かい切削が求められるので、100μm以下の微細穴や微細溝を加工することができる加工機が用いられます。
NC工作機械「マシニングセンタ」を使用した加工がマシニング加工です。加工の過程はフライス盤と同じで、固定された材料に回転する切削工具を当てて加工するというものです。フライス盤加工との違いは、「自動工具交換装置/ATC(Automatic Tool Changer)」を装備していることです。
放電加工は、比較的柔らかい金属を電気の力で加工する方法です。
水や石油などの液体の中に沈めた金属素材の間に放電することで、その表面を加工します。
微細溝加工とは、100μm未満のごく細い溝を加工する方法です。
微細溝加工で加工される製品としては、バイオチップや放熱フィンなどが挙げられます。
微細溝加工に対して、微細な穴をあける加工が微細穴加工です。
その穴は100μm未満というごく小さなサイズであり、数百、数千といった数の穴を開けなくてはいけないことから、高度な設備が要求されます。
「小さいものを作る」と思うと、その加工も早く終わると想像してしまいます。しかし、工具が小さければ小さいほど動作も小さくなるため加工にかかる時間は長くなります。
微細加工をする際には、専用の加工機が必要になります。
また、それに加えて小径工具を工作回転させる際に必要な高速マシニングセンタも必要になります。
微細加工を施した製品を検査する際には、非接触の検査設備が必要となります。そのため、検査設備がそろった企業でないと製作は難しくなります。
微細加工は様々な分野で用いられている加工技術です。ここでは、半導体・医療機器・航空・宇宙・電気・電子部品・理学・光学・繊維それぞれの分野でどのように・何の製造に利用されているのかをまとめました。
半導体分野では、インクジェットノズル、ディスペンサーノズルなどの製造に微細加工が用いられます。
加工の具合がそのまま印刷の質などに影響するため、一定の加工が重要なポイントになります。
医療機器分野では、マイクロ鉗子、ステント、極小サイズのパイプやネジ、押出ダイスなどの製造に微細加工が用いられています。
医療部品の製造になるため、より高度な技術が求められます。
航空・宇宙分野では、航空機部品や噴射ノズルなどの製造に微細加工が用いられています。
いずれも高精度かつ特殊な加工技術が求められるため、設備の充実度がカギとなります。
電気・電子部品の分野では、検査治具、吸着プレート、くし歯形状の電子部品などの製造に微細加工が用いられています。
いずれも素材を微細な部分まで加工する技術が求められます。
理学・光学分野では、光学機器構成部品、光学機器部品、導光板金型などに微細加工が用いられています。
高度な加工技術が要求されるので、精度の高い製品開発が求められます。
繊維分野では、乾・湿式紡糸用ノズル、合成繊維紡糸用ノズル、複合紡糸用ノズルの製造に微細加工が用いられています。微細加工が紡糸生産に欠かせないパーツの製造を担っています。
ここでは、素材それぞれの特徴や加工の難しさ、加工する際の対策についてまとめています。
また、加工事例も合わせて記載していますので、ぜひ依頼する際の参考にしてください。
モリブデンは、鉄鋼用の添加剤に使用され、金属の硬度や耐衝撃性などを向上させることから自動車や電車・航空機などの主要部品に使用されている金属です。
タンタルは、耐食性や耐酸性に優れており、携帯電話やノートパソコンなどの電子機器で活躍しているレアメタルです。また、静電容量が高いため、コンデンサーとしても利用されています。
インバーは、熱膨張性が非常に低く、タングステンやタンタル・イリジウムに比べて安価であり、熱の影響を避けたい時計や半導体関連部品の基礎部分などに使用されている物質です。
インコネルは、最も切削加工が難しいとされている合金ですが、高強度・高耐酸化性・耐クリープ性など、さまざまな特性を持っている金属です。
ハステロイは、耐食性・耐熱性に優れたニッケル合金です。
圧力計のダイヤフラムやジェットエンジンの燃焼室などに使用されています。
超硬合金は、ダイヤモンドの次に硬度が高く、耐摩性が必要とされる金属加工用の切削工具として使用されることが多い金属です。
チタンは高強度・耐食性をはじめとする、さまざまな性能を持つ金属です。
医療器具や航空機の部品などに使用されています。
ステンレスは、クロムを含む合金で、錆びにくいという性質を持っている金属です。
加工性や耐熱性・強度が高い点が特徴です。
それぞれの企業ページでは、特徴や保有する加工機・測定機、難削材への加工事例についてまとめています。ぜひ自社に合った企業選びの参考にして下さい。
株式会社ダイヤ精機は試作や小ロット生産ではなく、主に多品種少量生産を行う会社です。燃料電池車、F1レーシングカー、ジェットエンジン部品などを生産しています。
青海製作所は高機能材料の加工を得意としています。試作、単品、小ロットのオーダーに応じて精密加工部品を生産しており、短納期案件も柔軟に対応してくれます。
TOWAは、半導体樹脂封止金型製造で培った技術力によって、高性能な小型製品の生産を実現しています。切削、研削、放電による曲面複合加工にも対応しています。
山本金属製作所では、銅合金からシャープペンシルの芯まで、さまざまな素材を加工可能。短納期案件の対応可能なので、他社に断られた案件でも任せられるでしょう。
愛工舎は、創業当初から微細加工に特化しています。また、極細切削加工、切削表面仕上げ、バリ取り加工技術など、取り扱い加工技術の豊富さが魅力的です。
ジェラロン工業は、主にプラスチックレンズを生産しています。種類も豊富で、LED照明用プラスチックレンズや光ピックアップ用レンズなどを作っています。
石川精工は、超精密微細加工と精密複雑形状加工に対応するメーカーです。髪の毛より細い穴を開けられる超精密微細加工、精密複雑形状加工を得意としています。
光和は、プラスチック金型を手掛けて50年の老舗メーカーです。特異な形状の部品や高精度品、焼入れ材の切削加工などにも幅広く対応できるのが魅力的でしょう。
フォワードは、超硬切削加工、超微細切削加工を得意とするメーカーの一つです。技術力の高さはもとより、コスト削減や短納期への対応しているところも魅力的です。
東レ・プレシジョンは、1955年創業の会社で難材加工を得意としています。精密微細孔加工、精密微細溝加工、精密微細部品加工などの加工技術に対応しています。
微細加工研究所は、「オーダーメイド生産方式」で生産する企業です。また、生産設備を設計・製造しているため、自社製品を使って部品の微細加工も行っています。
中川微細加工研究所は、微細加工をメイン事業のひとつとする企業です。機器、徹底した温度管理、客観的な検査を通して高品質の生産を目指しています。
ウィルは、NC微細切削加工を得意とする企業の一つです。および検品専門の工場と徹底検査により、質・量ともに高品質な製品を安定供給できるように努めています。
大幸精機では、切削加工から仕上げ、洗浄、検査までをワンパッケージで対応しています。この体制によりユーザーの元へ完全完成品を届けることを目指しています。
二九精密機械工業は、長年精密機械部品切削加工を手掛けてきた企業です。マシンの設計から自社で行うことで、ユーザーの理想を再現することを目指しています。
高島産業では、ほぼすべての金属の微細加工に対応しています。また、小型製品の試作~量産まで幅広く受け付けているため、様々な要望を聞いてくれるでしょう。
株式会社中田製作所は、アルミニウムの加工に特化した企業です。また、部品製作については1個から対応しており、試作品から量産まで幅広いニーズに応えてくれるでしょう。
ソーケンは、加工が難しい樹脂やプラスチックへの微細加工に特化した企業です。専門の機械導入と独自のノウハウによって、プラスチックへの加工を可能にしました。
大阪プロジャパンは、精密部品加工を専門に行う企業です。お問い合わせから納品までの工程を全てコンピューターで管理することで品質保証体制を確立しています。
株式会社八木製作所は、精密切削加工を得意とする企業です。金属・非鉄金属・樹脂と幅広い素材に、オーダーメイドで加工をしているため、幅広い要望に応えてくれます。
光は、レーザー微細加工に特化した企業です。レーザー微細加工では専用の金型を都度作る必要がないため、様々な要望を容易・短納期で答えることを目指しています。
トップ精工は、蓄積データから見出した法則に基づいて微細加工を行う企業です。加工環境の整備・管理を徹底し、安定した品質を維持・保証しています。
橋川製作所は、放電加工を中心に、独自の技術による微細加工を得意とする企業です。世界初の技術の実用化など、微細加工に関する研究へ積極的に取り組んでいます。
斎藤樹脂工業は、樹脂・プラスチック加工に特化した企業。プラスチックが安定する環境の管理やトリプル検査体制によって、ハイレベルな微細加工を実現しています。
ヤスヨシでは、0.01ミリの薄板から微細加工に対応しています。また、社内一貫生産体制を整えており、1個生産・小ロット生産、短納期に柔軟に対応しています。
後藤精機は、精密切削加工をベースに事業展開をしている企業です。バリを出さない加工方法・ノウハウを有し、常に美しい仕上がりで製造することを目指しています。
かいわは、プラスチック製の極小部品を夜間無人24時間体制で生産しています。これにより、イニシャルコストを大幅に削減させつつ安定した製造を可能にしました。
アメイズは、極小パーツの加工を得意とする企業です。樹脂部品から難削材まで、幅広い素材に対応しているだけでなく、小ロット~量生産どちらにも対応しています。
河野製作所は、切削加工一筋の企業です。創業以来培ってきた加工ノウハウを駆使し、一次図面だけでも見積もり可能です。また、最短3日での納品に対応しています。
東京電子工業株式会社は、難素材や複合材の微細加工を得意とする企業。高硬度材のミクロンレベル加工が強みで、ガラス・シリコン・セラミックスの微細加工に対応できます。
こだま製作所は、創業から50年以上培ってきた微細加工の技術、充実した設備によって、幅広い素材への加工に対応する企業です。試作品1個から対応してくれます。
藤井精工は、設計から調整までを自社一貫で行っている企業です。また、0.001ミリ単位での調整にも対応し、安定したクオリティで製品を提供してくれます。
タカタ精密工業は、ミクロン台の高精度加工や微細加工に自信を持っています。また、綿密なヒアリングや事前の現場確認によって最適な部品製作を目指しています。
株式会社タイセーでは、腕時計部品を中心として極小部品の加工をおこなっています。自社設備により自社一貫で製作を行っており、試作から量産まで幅広く対応しています。
株式会社ノアエンジニアリングは、自社一貫で提案から製作・製品のメンテナンスを行っています。また、微細加工も自社設備で行っており、ニーズに合わせた製作が可能です。
JKBでは「提案型ものづくり」をモットーに、製造を行っています。また、自社設備・ITを活用することで、高い生産性・高品質・低コストを目指しています。
工業・医療系など広い分野で微細加工品の生産をしているエス・シー・エムでは、微細加工をはじめとする加工装置や加工技術で試作や開発・研究をサポートしています。
花井メディテックは、医療機器部品を中心とした微細加工品の製造を行っています。高い技術力から、複合加工や背面加工を得意とし、超精密部品の製造をしています。
最短納期14日で高品質の微細加工を提供している有限会社米山金型製作所では、加工精度±0.001mmを合言葉に、様々な微細加工に挑戦しています。
三翔精工では、24時間体制で微細加工を行っており、高速・高精度を目指しています。また、更なる技術向上、広い対応力を目指して日々開発・研究をしています。
平井精密工業はフォトエッチング加工を軸としながら、ファイバーレーザー加工やワイヤー・リーマ・切削加工などさまざまなニーズにも対応している会社です。
碌々産業株式会社は高精度加工機や微細加工機を手掛ける加工機の会社です。さまざまな受賞歴や優良企業へも選出。すぐれたデザイン性と機能性をもつ加工機を提供しています。
製品の試作から量産まで幅広く対応している会社です。創業してからこれまでに長い歴史があることから、運営年数の長い会社にお願いしたいと考えている方に特に向いています。
1個だけの製作から、量産まで依頼が可能で、加工だけではなく熱処理、表面処理まで対応してもらえます。仕上げについてもハードターニングのほか、センタレス、円筒研磨に対応可能です。
切削加工での微細穴加工に対応している会社です。超精密加工に特化していることもあり、専門的に超精密加工を行っている会社に依頼したい場合も、適した素材や方法について相談してみてはいかがでしょうか。
対応している素材の種類が多く、さまざまな相談ができます。中でも得意としているのは純チタン、64チタンです。難加工材についても幅広く相談が可能で、加工精度も優れています。
株式会社ナックでは金属と非鉄金属の微細加工・難削材加工に対応しています。微細加工は1/100ミクロンの細かさまで可能であり、さまざまな検査・検品をすることで高品質であることを目指す企業です。
有限会社東豊精機は自動車関連部品の製造経験を糧とし、高精度な微細加工と難削材加工を得意としています。小ロットの発注にも応じてもらえ、試作品から量産に移行する相談にも柔軟に対応してくれます。
株式会社シンクは、φ0.01mm~といった高精度微細穴加工に対応している会社です。難削材での精密切削加工や、さまざまな金属や樹脂の加工、製造などについて幅広く相談ができます。
株式会社ベルクシーエースは、仕上がりの美しさにこだわりながら樹脂・プラスチックの難加工・難削材加工を行っています。小ロットに対応しているほか、材料の提案も可能です。
株式会社志村精機製作所は、難削材加工や微細加工を得意としている会社です。小ロットや短納期での生産はもちろん、量産にも対応できる設備と生産体制を整えています。対応しているか加工技術や素材・種類が豊富な点が特徴です。
有限会社コスモ精密では、新たに微細加工を検討したい人に向けても、積極的に加工依頼を承っている会社です。整った設備体制でさまざまな素材の加工を行います。また品質検査にも力をいれており、精度の高い部品を提供しているのが特徴です。
シンコー株式会社では、薄膜微細加工として電極成膜、MEMS技術に対応しています。他、材料製造、切断、研削、研磨などにも対応しているため、幅広く相談できるでしょう。
株式会社ヤマトは、多条ねじ加工や長尺加工、偏芯加工、ギヤ加工、その他さまざまな加工に対応している会社です。技術力を活かし、難削材加工などの微細品の加工も行っています。
タクセル株式会社の主な事業はプラスチック部品加工です。2018年に、ISO13485を取得した以降、医療機器向けの部品生産にも力を入れています。試作成形のサービスも実施しており、小ロットの生産にも適しています。
深江化成株式会社は、独自技術でプラスチックの微細加工を行っている会社です。髪の毛よりも細い、先端径が数ミクロンという微細針を製作できます。高度な金型開発技術によって低コストで大量生産を行えるのが特徴です。
有限会社長浦製作所は、最新鋭のレーザー加工技術を持ち、セラミックやダイヤモンドなど一般的には困難とされる素材の微細加工にも、高精度に対応できる会社です。
hakkai株式会社は、半世紀以上の長い歴史と実績を武器に、高品質な製品を量産できる技術をもつ会社です。複雑な形状の金型製造や微細加工など、幅広く対応できることが強みです。
それぞれのページでは、微細加工の基礎知識についてまとめています。興味のある方は参考にして下さい。
微細加工はさまざまな加工方法があります。切削・研削やマシニングセンタを使用した方法、レーザー加工、放電加工機によるものなど加工機によって特徴が異なるので、それぞれの用途に合う方法を選ぶようにしましょう。
微細加工で良い製品を作るためには、まず精度の高い微細加工を行える加工機を選ぶことが大切です。また、一定の温度環境下で加工することや機械の振動対策を行なうこと、精度の高い測定機器を使用することなども忘れないようにしましょう。
面粗度とは加工物の表面にできる高さや間隔の異なる山や谷が連続した複雑な起伏で、その中でも起伏が微小なもののこと。精密さはもちろん、表面の光沢や手触りなどにも影響し、商品のクオリティを左右する要素のひとつと言えます。
超硬加工とは、超硬合金を任意のカタチに加工すること。超合金は硬度が高いことが特徴で、その硬さはダイヤモンドに次ぐと言われています。普通の工具では加工することは困難ですが、ダイヤモンド砥石による研削加工や放電加工で加工することが可能です。